事例紹介
CASE STUDIES
CAトレーニング施設向け特殊部品製作事例
「実機部品を入手できない。しかし、訓練設備として実機に近い操作性と外観を再現したい。」
今回ご相談いただいたのは、航空会社の客室乗務員(CA)トレーニング施設で使用される、航空機モックアップ用部品の製作案件です。
製作対象となったのは、航空機のドア周辺に設置される、
・非常用レバー
・レバーカバー
・カバーハンドル
の3点。
トレーニング機材の製作にあたり、実機に使用されている部品の入手が困難であったため、現物をもとに同等品を製作したいというご要望をいただきました。しかし、製品図面や3Dデータは存在せず、頼りになるのは実機そのものだけという状況でした。
当社では、実機の確認・採寸から3D設計、切削加工、鏡面仕上げまでを一貫して対応。現物から形状や機能を読み解き、訓練設備に求められる操作性と意匠性を備えた部品を製作しました。
その結果、仕上がりをご評価いただき、追加製作のご依頼へとつながりました。
| 業界 | 航空業界(CA訓練施設) |
|---|---|
| 製作物 | 非常用レバー、レバーカバー、カバーハンドル |
| 数量 | 1点もの・特殊部品 |
| 支給データ | なし(図面・CADデータなし) |
| 対応範囲 | 現地採寸、3D設計、切削加工、鏡面仕上げ、納品 |
| 材質 | アルミニウム、アクリル |
| 結果 | 追加製作をご依頼 |
「実機を前に、形状と機能を読み解く」
まずは現地へ訪問し、実機の確認と採寸を実施しました。使用したのは、デジタルノギスをはじめとした一般的な測定工具と写真撮影による記録です。
図面のない部品を再現する際に重要なのは、寸法を測ることだけではありません。
部品がどのように取り付けられているのか。
どのような動きをするのか。
どこに意匠上の基準があるのか。
実際の使用状態を確認しながら、一つひとつの情報を積み上げていきます。
金型設計で培った立体的な形状把握力と構造への理解を活かし、現物から形状を再構築するための情報を収集しました。
「現物採寸データから3Dモデルを作成」
現地で取得した寸法データと写真をもとに、設計担当者が3Dモデルを作成しました。
図面のない案件では、お客様が完成形をイメージしにくい場合があります。そのため、加工に入る前に3Dモデルをご確認いただき、形状や取り付けイメージを共有しました。事前に完成イメージを確認いただくことで、安心して製作を進められる体制を整えています。
「アルミ切削とアクリル鏡面仕上げで高品質に再現」
お客様の承認後、切削加工を開始しました。
非常用レバーとカバーハンドルはアルミ材から削り出し、細部の形状まで忠実に再現しています。
カバーには透明アクリルを採用しました。アクリル部品は、加工後の表面状態によって見栄えが大きく変わります。そこで、透明感と美観を重視し、切削後に鏡面仕上げを施しました。
機能だけではなく、訓練設備として求められる意匠品質にも配慮しながら製作を行いました。

「現物に違和感なく組み込める品質を実現」
完成した部品を納品し、既存設備への組み込みを行っていただきました。
図面のない状態からスタートした案件でしたが、現物との整合性、操作性、外観品質を含め、ご要望に沿った形で部品を再現することができました。仕上がりにもご満足いただき、追加製作のご依頼をいただきました。
当社では、プラスチック射出成形金型の設計・製作を主力事業としていますが、その技術を活かし、
にも柔軟に対応しています。
「図面がない」
「1個だけ製作したい」
「現物しか残っていない」
そのような案件でも、現地確認から設計、製作まで一貫して対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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