リバース金型見出し画像

ノートパソコンが徐々に薄く、軽く、そして強くという設計思想が変化した1990年初等の頃です。成型品の肉厚もどんどん薄く、さらに強くとのことで強さは成形原料の研究開発が進み、進歩していきました。
一方、外観製品に関しては、外観面からのゲート不可と肉薄もあり、どうしても多点ゲートでの充填を余儀なくされていました。クライアントリクエストを満足させるために考案された金型構造がリバース金型です。

リバース金型の構造

通常、一般的な金型構造は「2プレートタイプ」と呼ばれるランナー板が無いタイプと「3プレートタイプ」と呼ばれるランナー板があるタイプの2つに大分類されます。
しかし、A4サイズのノートパソコンの場合、3プレートタイプですと製品裏側にゲートを設置することが可能ですが、製品肉厚が薄いため、どうしても樹脂が充填せずにショートショットしてしまうことが問題でした。
製品裏側かつ、製品中心部で任意の場所にゲートを設定するためには、どうしても製品裏側を成形機の固定側にするしかありませんでした。
次に問題だったのが、製品の裏形状側の金型に製品が残るために、通常は可動側より突き出さないといけないものが、固定側から突き出さなければいけない金型施工増となったのです。

そこで考案されたリバース金型は、 製品裏面より、任意の場所にピンゲート設定ができて、固定側より突き出す構造になっています。

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メリット

■2プレート、3プレートタイプ
・材料代が安く済む

■リバース金型
・ゲート設定位置が任意である
・薄肉成型品を充填できる
・実測平均肉厚t=1.0(A4サイズ)

デメリット

■2プレート、3プレートタイプ
・ゲート設定位置に制限がある。
・薄肉成形品を充填することができない

■リバース金型
・材料代が高い
・加工工数が多くなる

その他、詳細についてはお問い合わせください。