中国・韓国の現状をレポートします!
はじめまして、株式会社ムトウの営業を統括している専務取締役の武藤嘉行です。
弊社では、金型設計・製造に限らず、製品設計、量産成形やアッシーなど、プラスチック成形品に関するトータルプロデュースを目指しております。お客様のニーズに応えるため、中国・韓国に工場拠点があります。私は、現地での打ち合わせやトライの立ち会い等、1ヶ月に1〜2度、現地に出向いております。
この機会を生かし、製造業に関する海外(アジア)の現状や市場動向を皆様にお伝えできればと考え、「センムの出張報告書」と題しましてレポートしたいと思います。
更新は、出張の都度となりますので、不定期ではありますがよろしくお願いいたします。
新年早々、突然の出張。
現地での金型設計や製品の形状確認、取引上のさまざまな確認事項については、ほとんどがメールや電話、宅配便のやりとりで済んでいますが、実際の取引や、現地での協力工場との打ち合わせともなりますと、実際に足を運ばないわけにはいきません。
今回、ちょっとした日程調整の行き違いから、急遽決まった中国工場への出張ということもあり、あまり現地の情報が得られませんでしたが、第一回目ということでご了承ください。
場所:中国・大連開発区
日程:1/15〜17
大連市までのルート
直前になってから出張が決まったことと、春節(旧正月)前とが重なり、直行便の価格が高騰していたため、ソウル・仁川(インチョン)空港からの大連入りとなりました。
大連市へ行くルートとしては、
1.成田空港→大連周水子国際空港(直行便)
2.成田空港→仁川国際空港(韓国)→大連周水子国際空港
などがあります。
今回は1.の直行便が高騰していた関係で、2.の仁川乗り換えの便を利用しました。仁川での乗り換えは中年のカラダには堪えますが、航空券は運良く破格で入手できました。
大連はどんなところ?
大連市は、日本の仙台市とほぼ同じ緯度に位置しており、人工は約620万人。大連港での貿易や、造船業が発達した都市で、1984年に設置された中国初の経済技術開発区、大連経済技術開発区(大連開発区と呼ばれている)には日本企業をはじめ、韓国、欧米企業が進出しています。
→大連開発区のWEBSITE
広さは50平方キロ、工業区、商業区、生活区に分かれていて、人口はおよそ30万人。
と、数字だけだとよくわからないと思うので、GoogleMapの衛星写真を参考に位置を確認してみましょう。

大連はこのような半島の先端に位置しています。
ちょっとわかりづらいのでもうすこし拡大してみましょう。

湾をはさんで、市街地と開発区があります。
空港から開発区まではおよそ20kmです。

開発区には広大な敷地に工場が建っています。
南側の小さな屋根は生活区のマンションです。

最高気温は氷点下です!
1月の大連は非常に寒く、昼で-1℃、夜になると-15℃まで冷え込みます。おまけにとても風が強いので体感温度はさらに寒く感じられます。フード付きのダウンジャケットは必須です。皮膚が露出していると痛みを感じるほどです。
【凍った川の画像】車で移動中の写真ですが、幅30mほどある川が全面凍って真っ白になっていました!アイススケートができるのでは!?
景気悪化の影響?
さて、昨年後半より大きく経済が減速し、百年に一度の恐慌と言われていますが、中国の華北地区も非常に厳しい状況になっているようです。
通常であれば大連周水子国際空港は人の往来で非常に賑わっているのですが、いつもより少ない感じです。その状況は駐車場を見れば一目瞭然でした。ターミナルに近い駐車場はほぼ満車でしたが、ターミナルから遠い駐車場にはまったく車が停まっていないのです。
不況の影響はこれから?
今回はバタバタと短期間の出張でしたので、あまり詳しい情報が得られませんでした。
大連の開発区には日系大企業が多数入っていますが、思いがけぬ不況の影響で、去年12月から一部ラインの不稼働による社員削減や、休業などを実施しています。それに伴い、大企業に部品を供給する中小企業には、まったく仕事が無いところも多い様です。例年であれば、1/24からの春節を1/15から休みにした企業が非常に多いと聞きました。
この大連地区も、企業が淘汰されてしまうのでしょうか?波乱の一年間になりそうです。






